|
明治、大正時代の新聞連載について調べていてここへ迷い込みました。
迷い込んだ森はなんと宝に満ちていたことか。
大阪見日新聞が明治40年1月から3月まで『嫁ヶ淵』という一等入選小説を連載し大評判だったそうです。芝居にもなり、金尾文淵堂から8版まで出たとか。(当時は初版2千、再版は各1千部なんでしょうかね?)『三人の母』は大正2年に春陽堂から出て映画にもなったとか。『此の一票』も春陽堂から出ています。『南朝山河の秋』は大阪の盛文館書店(まさか金尾種次郎さんが震災で大阪へ帰って起こしたんじゃないでしょうね!)
当時の出版社の様子や作家の生活など生活レベルのことがよくわかりとても参考になりました。作者は小笠原白也といますが、入選後は大阪毎日新聞の校正課長もやったそうです。
新聞社に聞いても資料はないとのこと。あちこちで劇としても上演されたとは聞きましたが資料がまったくありませんし、新聞連載の評判なども知りたいところです。でも背景をしることができ大感謝です。阪神も自力を出してきましたので楽しみです。藤村時代からの阪神ファンより。
|
|